築120年の古民家が解体処分される??

空き家になってから何年くらい立つのでしょうか?実はこの古民家は「築120年」。通常に考えれば人が住まなくなり、建物の使命を終え解体される事になります。

今回は、「解体される古民家があるのだけれど、この古民家を移築できないか?」というご要望があり、あらべぇは…はやる気持ち押さえながら現地に出向きました。

 

外観は質素だけれども良い雰囲気の古民家

私は、この家の雰囲気を感じ取っただけで、解体されて処分されてしまうなんてもったいない!!
何としても移築を実現させたい!と思ったのです。

 

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建物の状況を把握するために中も拝見させてもらうと、外観の雰囲気同様室内も状態は悪くありませんでした。生活の変化などで大幅に改造はされているものの、梁などの各部材の状態はとても良好でした。

 

この建物の部材なら生かせる!!

樹杜屋あらべぇは、外観・内装を確認した上ですでに移築したときのイメージまでもが浮かんでいました。

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古民家を再生・または移築する場合
リフォーム・リノベーション費用がどれくらいかかるのだろう?

一般的に建築工事の場合、坪単価◯◯万円などの表示がよく見受けられますがその方法で検討いたしますと予算が正確にわかるような気もしますが、一軒一軒古民家の状態や工事内容・グレードなど違いますので実際の費用とは大きく異なります。

再生を考えている古民家の状態を一度調査して、目的(住居・店舗など)・希望・間取りなどをお聞きし設計図面を起こしますと正確な費用を計算する事が可能です。とはいえ古民家再生は想像以上に予算がかかる工事となるケースが多いです。事前調査、設計、仕様など細かく計画した上でもある程度予算にも余裕を持っておく必要があります。

古民家の特徴は柱や梁などが見える、真壁というものなのですが過去のリフォームなどで大壁等(ベニヤやクロス・石膏ボードなど)の構造材が見えない状態になっていますと、大壁箇所の解体などをしてみないと傷み・腐りなどの状態の把握が困難になります。その場合は痛みがある前提での見積もりとなりますが、一部解体作業をし内部の状態が確認できれば正確な金額を出すことが可能になります。

古民家は既にそこに建っていますので、柱の位置、梁の位置、間取りなどが決まっているので想像通りのモノにする為には古民家にこまめに通いイメージを膨らませ念密に計算し、たまには豪快な判断をしたり、構造材(柱、梁)などに予想外の不具合が判明したり、頭を悩ませる事が多くあります。しかし、手のかかる子ほどかわいいと言いますがまさに古民家再生は施主様・職人共々手間がかかるからこそ、とても愛着のあるモノになると考えています。

古民家に代々長年住み続け、いつまでもこの家に住みたいから!こんな立派な古民家が解体されてしまうなんて嫌だ!日本人だから、古民家が好きだから!この町の古民家を守りたいから!燻された立派な柱がかっこいいから!理由は様々だと思いますが近年、古民家を再生し住む事が日本の風景や街並み・文化を守る事だと考える方が増えてきているように感じます。古民家に魅力を感じ、そこでの暮らしにワクワクと心踊ったからこそ再生したいと思ったのではないでしょうか?

古民家再生の道は様々なこだわりの手法があります。
お問い合わせ相談の上、最適な再生方法をご提案いたします。

古民家再生、古民家リフォーム・リノベーションの違いとは?

古民家再生・古民家リフォーム、古民家リノベーションなどの表現がありますが、同じ意味合いで使われていたり、最近の言い方がリノベーションだ!!など、曖昧になっているのが現状です。これらの表現には特定の意味があるのです。特にリフォーム・リノベーションは大きく異なります。建物の種類によっても解釈が大きく異なりますので一般的な木造家屋における説明をいたします。

リフォームとは本来の意味は『新品同様、元の状態に戻す』という意味合いがあるのだそうですが、一般的な木造建築におけるリフォームとは、建物の耐震性、建物の強さなど構造材に影響の無い部分を新装する工事・または間取りの大きな変更などの無い工事の事を言います。例えば、劣化した外壁を新しくする・塗装をする・お風呂をユニットバスにする・キッチンを入れ替える・壁紙を交換する・フローリングを張り替えるなど、比較的小規模またはメンテナンス的な工事になります。

古民家におけるリフォームは土壁を補修する・塗り直す・木に空いた穴を埋木する・壁板床板を張り直す・和室など下がった鴨居を上げるなどの工事になります。

リノベーションとは既存建物の間取りや用途の変更を比較的大規模に行い、性能を向上させたり新築以上にするなど付加価値を与えることとなっております。一般的な木造建築におけるリノベーションとは建物の耐震性など建物の強度・構造に影響のある部分の見直し・修復・補強から内装に至る大規模な工事の事をいいます。例えば、構造補強(筋交い、金物補強、面材等々)・構造補強に伴い土台、柱、梁などの交換・二部屋だったものを大きな一部屋にする・キッチン、風呂、トイレなどの位置が変わるため新たに水道管、配管などをする・以前とは違う内装の仕上げにするなどかなり大規模な工事になります。

古民家におけるリノベーションは貫の交換、竹小舞から編み直し土壁を塗り直す・傾いている建物を垂直になおす・柱ごとにバラバラの高さになっているものを全て水平にする(不同沈下)・腐っている柱をつなぐ・梁など不具合のある構造材を交換するなどの工事になります。

 

DIYで古民家リノベーションをする費用は? 

手間暇がかかるため高額になりがちな費用は抑えたい!家づくりを知り合い友人などと楽しみながら、自身もものつくりが好きだからと考える方も多いかと思います。DIYやワークショップなどを利用しての古民家改修は時間はかかりますが自分たちで作り上げた達成感など最高のものになるでしょう。さて、実際はどのような改修を行うかで費用は大きく異なります。いわゆる構造材などと呼ばれる柱や梁、基礎などの工事は建物の強度に影響しかつ高度な技術が必要となり家の安全上とても大切になります。ゆえに構造に関わる工事は専門職に依頼する事になります。

予算に応じてまたは工期に応じて、全てDIYで一部DIYでなど一度調査の上で、目的(住居・店舗など)・希望・間取りなどをお聞きし設計図面を起こしながら決めて行くのが最良です。DIY作業は思いの外、難しかったりうまくいかなかったりとやり直しもあるかもしれません。とても根気作業となりますので覚悟の上、お考えください。また、DIY途中で断念する事も多々あります。その場合、専門の方に依頼する形になりますので予算には余裕を持っておく事が大切です。

 

古民家再生は固定資産税が軽減できます

固定資産税の税額は築何年?という年数によって税額が決定いたします。
既存建物を解体して新築するよりも、税金負担を軽減する事ができます。

古民家リノベーションによって、家がきれいになるとかえって税金が高くなるのではないか?等の心配を方もおりますが、比較的新築工事より安くなります。節約できたその分、その他の費用にあてられる事になりますので魅力的かつお得かと思います。

増築などの場合は軽減はされず、評価の見直しをされますので要注意です。固定資産税の細かな部分につきましては自治体ごとに決まりごとがありますので、最寄りの自治体窓口にてご確認いただきたく思います。

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