古民家から取り外された古材が運ばれました

解体された古材は一旦、古民家脇に積み上げられ樹杜屋あらべぇの工場に運ばれました。短いものから長いものまで、はたまた使い道がまだはっきりしていないものであっても利用できる可能性はあるのです。

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サイズや木の雰囲気使用用途に応じて、場所ごとに積み上げられています。 以前、民家として使われていたままの状態なので木は煤けて黒く触ればても真っ黒に•••一見、こんな古くて汚い材料使えるのか?と普通は感じてしまうと思います。

 

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古材はダイヤの原石のようなものなんです。

煤けて汚くて傷も沢山で使い古しのゴミ!と思うかもしれませんが、法隆寺などの古建築に見られるように木の寿命はとても長くその力が無くなるまで何度でも使い直すことができます。また、汚れていても綺麗に洗うことで経過した時間が作り出す味わい深い表情を見せてくれます。

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昔は当たり前に行われていたこと

壊した民家の材料を再利用するということ。昔は当たり前に行われていました。 年月の経った木材は新材の頃に比べ内部のストレスが抜け硬くなり強くなっています。木の特性として割れる、痩せると言った狂いを生じる時期が終わっていて尚且つ今の今まで痛みもなく使われていたと言う安心感もあり、木材の性質としてとてもよい状態になっているのです。

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いよいよ、古材は工場へ搬入されました。

これまで、目視と勘で見極めたものを更に一本一本手で触れ確かめ吟味して使用に耐えうるものか確認作業にうつります。実はこの作業、樹杜屋あらべぇの好きな行程なのです。なぜかというと自分の生きていない時代、遥か120年も前の職人の手仕事の痕跡をまじまじと見ることができるからです。

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古建築・古材より汲み取れる事がとても多く、積み重ねた歴史と先人の経験から考えるよりもはるかに色々なことを学ぶことができます。目の前にはそんな先人の知恵が詰まった古材が沢山あると気分も上がり観察がはじまり知らぬ間に時間も過ぎてしまいますね。

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