細工を凝らした古い戸袋

古民家解体の中から出てきた戸袋のお話をします。玄関左脇に戸袋が見えるでしょうか?ごくごく普通に見られる戸袋のように見えますが実は•••

屋根の上の部分に竹のようなものが並べられていて、普通の戸袋よりも良い仕事がしてありますね。

しかし、よく見るとこの竹は•••

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木をくりぬいて、竹のように見せているのです。

竹を使わずあえて作りにくい形の竹を削り出して作っているようです。このような職人の遊び心はとても粋に感じますね。

この戸袋をまた再利用するという目的が本命ですが、心は面白い仕事だけにどうなっているのか気になってしまい工場に搬入後、夜も更ける中じっくり観察いたしました。

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昔の仕事はまじまじと眺められるのは古民家解体の醍醐味かもしれませんね。先人の仕事を見るということは、世代を時間を超えて当時の職人からの挑戦状的なメッセージかなと考えています。

さて、そんなことを考えていてハッと閃くことがありますが石徹白と呼ばれる地域は竹が無いとの話を少し伺っていました。151106_3

無いものだからこそ敢えて使おう!!

無いのであれば竹をイメージして木で作ってしまおう!!そんな当時の職人の思いがあったのでは?と推測するとこの仕事をした職人の思いがはっきりとわかった気がしました。

古材が語る先人の思い、今引き継ぎました!!

 

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