大工の設計図、板図を古板で

いよいよ、材料の洗いや段取りもでき構造体の刻みに入る段階ですがその前に行う最後の作業があります。家を作るとき、その他ものを作るときには設計図というものが存在します。

木造建築の世界には古くから使われてきた板図と呼ばれる古式の設計図があります。一枚の板の中に間取り、平面図、各構造材に応じて様々な高さの情報を大工のみが扱う特殊な書き方で記してあります。

 

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古い技法だけれどもこれだけで家が作れてしまう優れものなのです。

各図面のx軸y軸方向に『いとしろ』『一二三四』と番付と呼ばれる個体の番号が表記されていますが、例えば左上の柱を呼ぶときは『ろ ノ 四』と呼ぶことができ番付通りに組み上げれば家が建つということになります。

ちなみに番付は通常はいとしろではなく『いろはにほへと・・・』と続きますが、石徹白(いとしろ)という地域の名前に想いを込めて番付を特例で『いとしろ』といたしました。

 

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古材をふんだんに、そして大切に余すことなく

お気づき方もいらっしゃるかと思いますが、板図と呼ばれるもの通常であればベニヤ板!古式な方なら杉板などに書き込むのですが今回は材料を大切に扱うことから板図も古材の天井板に補強で天井竿を再利用しております。

家の材料だけでもなくその過程で扱える古材は徹底的に使う!!
それが今日まで長い年数生活を支えてきた古民家への礼儀かなと樹杜屋は考えております。

さてさて、大工の設計図作りはもう少し書き進め用意するものがあるのです。
それはまた次回。

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