お盆の日々も過ぎて、飛騨では風や雲に秋を感じる日が増えてきました。前年に施工したオーナーさんのもとへ一年点検を兼ねてお邪魔するのも、暑い時期を避けた初夏と晩夏、この時期です。
樹杜屋ストーブでは、煙突掃除などシーズンオフのお手入れは基本的にオーナーさん自身にお願いしています。本体設置計画時点から夏のお手入れも念頭に置いて、煙突設計までオーナーさんと一緒に検討を重ねます。※屋根の形状やオーナーさんのご心配によって、私たちが高所作業のみ請け負う場合もあります。
薪ストーブ導入後の最初の大掃除のタイミングの一年目の夏は、樹杜屋ストーブスタッフがオーナーさんとともにお手入れ方法を確認していきます。掃除の手順、必要な器具、煙突トップまでの経路、安全の確認と安全確保などを確認しながら行います。
シーズンオフのお手入れは、本体の傷みや煙突内部の様子をチェックする機会でもあります。消耗品パーツの損耗の経過を確認し、必要なパーツがあれば寒い時期までに新しいものの手配をします。
内部の灰や煤の確認もできるで、ストーブの燃焼の質=薪の質や管理の再考になることも。オーナーさんから薪の乾燥のこと薪棚のこと薪割のことなど、薪相談会になることもしばしばあります。
余談になりますが、質の良い薪を用意することができたならば、暖かさ、火持ちが格別に良くなります。薪づくりにはまることは私のおすすめする夏の過ごし方です。
去年は電気力を使った薪割機を使ってしまいましたが、今年は斧一丁で頑張ってみました。玉切りされた原木にスカッと割れが決まると気持ちがいいです。