前もってお伝えすると今回は少し耳が痛い、お財布に厳しい話です。うれしくない話題なのでネットでもあまり好まれないのか、似たような情報はあまり見かけません。DIYの話です。
専門性の高い作業を、手順を調べたり用具や材料を手配したりして自力で試すのを趣味にしている方はたくさんいます。薪ストーブ関係も例にもれずDIYの例がたくさんあるようです。個人でも煙突用部品が入手しやすいのが理由の一つにあると思います。たしかに建物の形や、指定の煙突長さを考えながらパーツを収めていくのはやりがいのある作業です。
ただ樹杜屋ストーブとしては、薪ストーブのDIY設置工事を奨励していません。施工に伴うリスクが大きすぎるからです。
薪ストーブは家屋内で炎や木ガスを取り扱う器具なので火災や中毒の可能性があり、施工には高い安全性が求められます。設計の知識の少なさ、施工の経験の少なさのために、家財や健康、最悪の場合命を損なうような危険があります。薪ストーブと煙突のDIYには高いリスクがあるということをしっかりと自覚してください。
煙突自体の重さを保持する工作が必要です。この工作も耐熱や防火を考えて施工します。
しかしどうしても自主施工してみたいというならば検討していただきたいのは、専門家による安全確認です。
- 本体設置計画と煙突設計の確認
- 施工後の使用前確認。
この2つのタイミングで薪ストーブ施工のプロのチェックを受ければ施工の信頼性が上がります。
設置予算は増しますが、ご自身やご家族の安全のためにぜひ検討していただきたいです。