薪ストーブを導入しようと考えている方の半数以上は、その暖房能力のほかに薪火料理に興味を持っているように感じます。ピザを焼いたり、焼き芋をしたり。SNSなどではよく写真を目にします。そして実際薪ストーブ料理は楽しいしおいしい、熱中できる趣味になるかもしれません。

PANADERO社の薪ストーブ4種類、オーブン機能付きの機種はTORTAといいます。しかし、TORTA以外のオーブン機能の付いていない、たとえばISLAでは料理はできないかといえばそんなことはありません。今回の記事ではISLAで作った料理を紹介しようとおもいます。
ピザ
薪ストーブ…料理…といえば…と真っ先にあがるのはピザでしょう。まさに王道。ISLAではビッグサイズのピザがパリッと焼き上がります。燃焼室にトッピングをほどこしたピザ生地を入れ、短時間で焼くのがおいしい。肝心なのは燃焼室内の温度把握。熟練すると炉内に入れた手の感覚で入れ時がわかるようになります。

PANADERO社の薪ストーブは燃焼室の中がよく見えるので、完成のタイミングがわかりやすいです。しかし薪ストーブの調理は超アナログ。何の制御もされていない、薪火の熱で温度調整をして調理することの難しさ。最初の数枚は熱すぎるため一瞬で焦げたり、逆に温度が足らないがために焼き時間が長すぎて生地が乾いてしまったり、今一つになるかもしれません。それを乗り越え、お店で食べるようなピザが焼けるようになった喜びは格別です。ぜひ味わっていただきたいです。

バーベキュー
鉄鍋があれば、燃焼室の中で塊肉やスペアリブを焼いてもいいでしょう。蓋をして低温でじっくり火を通せばしっとり仕上がります。薪火料理のひと工夫は、最後に表面を少し焦がすこと。鍋の蓋をとり、炉内に薪を追加して火力をあげます。薪の香りがほのかに漂う、特別な一皿になります。

焼き菓子
ISLAの広い燃焼室内に大きな鉄板を入れれば、大量の焼き菓子を作ることもできます。薄力粉とバターを常備するようになりました。

クッキー、ケーキ、プリン、焼きリンゴ、焼き芋などいろいろできます。

パン
パンもパン屋さんのようなきつね色のものが一度にたくさん焼けます。

以上のものはすべてISLAの燃焼室内で焼いたものです。工夫次第でまだまだつくれるものが増えるかもしれません。「PANADERO」はスペイン語でパン屋の意味らしいです。パン屋さんの窯のような大きな燃焼室でもっといろいろな種類の調理に挑戦してみたいです。PANADEROストーブユーザー様で、当サイトでお料理を紹介してもよい方、ぜひお写真をお寄せください。お待ちしております。