薪ストーブでは針葉樹を焚くべきだ

針葉樹を薪で使いたい。いや実際薪ストーブでは針葉樹を焚くべきだ。
山にたくさん生えている。人工林の手入れが行き届いていない。間伐材の利用も促進されている。

家族が所有する山に伐り時の杉が生えていたり、間伐材をもらう当てがあったりすることもある針葉樹。購入するときも広葉樹薪よりも安価で手に入ったりします。

しかし、薪ストーブ歴の長い先輩ユーザーから「薪ストーブで針葉樹を薪にしてはいけない。ふつうはしない。非常識。」と言われたことがある人は少なくないでしょう。実際、針葉樹を薪にしてあまりよくない思いをした人が多いからではないかと推測します。「針葉樹を焚くと…煤が多くて煙突が詰まる…温度が上がって炉が傷む…極端に燃えたと思ったら炭みたいになって鎮火してしまう…」など詳細なエピソードを聞いた方もいるのでは。

実はいま日本国内に普及している薪ストーブは、広葉樹を薪にする前提で設計されたものがほとんどです。広葉樹と針葉樹は成分や成り立ちが全然違うので、燃え方も全然違います。広葉樹を燃やすために設計された炉の薪ストーブでは、針葉樹の燃焼に不具合が出るのは当たり前といえば当たり前のことなのです。

なので針葉樹を薪にする計画ならば、針葉樹を薪にするために設計された薪ストーブを用意する必要があります。針葉樹薪の高温燃焼に耐える炉、薪の全部を炭・煤・タールも残さず利用しつくす燃焼システムなど……。
たしかに針葉樹は成分に油分を多く含むので、煤やタールが出やすい薪です。本体と合わせて煙突も針葉樹燃焼を前提にした製品だとより一層確実な燃焼になります。

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樹杜屋ストーブにはPANADERO社の薪ストーブ実機を見学、実際の燃焼を体験できるショールームがあります。
間取り図や内装、外観などがわかる写真があれば具体的な相談にもお答えします。

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