暖かい家を手に入れる!薪ストーブ運用の4つの重要ポイント

快適な薪ストーブ生活を送るうえで重要なポイントを説明します。設置前、計画段階で重要な2点、そして設置後、運用するうえで重要な2点の合わせて4つのポイントです。特に設置前の2点は、弊社樹杜屋ストーブ等専門家の意見を参考に決定すべき要件です。

目次

適切な設置場所

薪ストーブを設置する場所は重要です。狭い空間に大きな機種を入れるとその莫大な熱量にたちまち部屋にいられなくなるでしょう。例えば8畳間に入れるとするならISLA miniがオススメです。12畳以上の空間または吹き抜けなどになればISLA・ALTAなどの機種がオススメです。また玄関などの土間や縁側など掃き出し近くに設置することで薪の運搬や薪ストーブ運用で発生するゴミ、煤、灰など室内の汚れが片付けやすくなり、ストレスの少ない運用ができます。また薪ストーブ導入の際に家全体の断熱を強化することで部屋全体・家全体を暖かく保つことができます。

適正な煙突設計による適正な給気量

意外なことかもしれませんが、薪ストーブの性能を発揮するために煙突の設計が重要な役割を担っています。適切なドラフトを確保することで、メーカーがうたう性能を最大限に引き出すことができます。樹杜屋ストーブは煙突の設計でドラフトを適正にする為に様々な実験を行なってきました。物件ごとに条件が違いますのでご相談ください。給気の調整も適切なタイミングで行うことが大切です。過剰に空気を送ってしまうと熱が逃げてしまい熱効率が低下してしまいます。一方給気量が足りないと火が消えてしまいます。樹杜屋ストーブではドラフトスタビライザーと呼ばれる、給気量を自動で調整する煙突パーツを標準で採用しております。これにより給気量を全自動で制御し高効率な低燃費運用が可能になってます。

薪や灰、着火前の準備

薪ストーブ運用に入る前に重要な点が、薪ストーブ着火前の段取りです。燃料の薪はできるだけ乾燥させるようにしましょう。伐採した樹木の水分を時間をかけて乾燥させるのはもちろん、使用前、最低でも二日前には室内に入れて表面の微妙な水分を乾かし、さらに薪自体の温度を上げておくのが良いでしょう。乾燥した薪は燃焼効率が高く、燃料の消費量を減らすことができます。火をつける前に灰受けの灰を取り除くことも大切です。灰受けに灰が溜まることで、空気の流れが悪くなり、燃焼効率が低下してしまいます。灰受けの灰は炉内に溜めておく事でストーブ下部の保護になり、蓄熱性アップ、燃焼の効率が良くなります。掃除をしてもよいですが、ストーブから溢れないくらいに整える程度で、完全に取り除いてしまわないようにしてください。着火方法については別記事で。

適正なメンテナンス

最後のポイントは薪ストーブのメンテナンスです。薪ストーブは、定期的な清掃や点検が必要です。不完全燃焼により排出される排気ガスや、灰や煤の詰まりなどが原因で、火災やCO中毒などの危険性があります。また、メンテナンスを怠れば、熱効率が低下してしまうこともあります。定期的な清掃や点検を行うことで、薪ストーブの安全性や熱効率を維持することができます。

まとめ

自然に優しい、暖かい家を手に入れるためには、薪ストーブの使い方に注意することが重要です。適切な場所に設置し、適切な煙突設計に給気・空気量の調整、燃料の乾燥や炉内の灰の調整、そして定期的な清掃や点検を行うことが大切です。上記の4点に気を配ることで、より快適で経済的な薪ストーブ生活を実現することができます。

常に薪ストーブを使う際には、煙や臭い、そして燃焼によるCO中毒などのリスクもあるということを頭において、必ず安全に使うという意識を持ってください。薪ストーブを使う前には、取扱説明書をよく読んで、正しく使い方を理解しましょう。

参考:PANADEROJAPAN「ISLA取扱説明書」(外部リンク)


樹杜屋ストーブにはPANADERO社の薪ストーブ実機を見学、実際の燃焼を体験できるショールームがあります。間取り図や内装、外観などがわかる写真があれば具体的な相談にもお答えします。

ショールームのご案内

完全予約制

樹杜屋ストーブにはPANADERO社の薪ストーブ実機を見学、実際の燃焼を体験できるショールームがあります。
間取り図や内装、外観などがわかる写真があれば具体的な相談にもお答えします。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次